頻発性哀愁症候群
「川崎さん、ありがとう!はい、これお礼のお菓子!」
美坂さんがバッグから飴を二個取り出し、私の手に乗せた。
「初めて話せて嬉しかった!」
そんな優しい言葉から、私は逃げるように美坂さんの言葉を遮った。
「ごめんね、私、ちょっと用事があって……!」
逃げる様に教室を出て、誰もいない廊下まで足早に歩き続ける。
優しい人の好意もちゃんと返せない。だって、私と親しくなれば「相手」が不幸になるの。
「私、お礼も言えなかった……」
この病気になってから、謝ってばかりだ。怖い。寂しい。泣きたいほどに。
ポロポロと涙を流しながら、私は美坂さんに貰った飴を口に含む。涙が口に入り、飴の甘さすらしょっぱさに変える。
菅谷くんに教えて貰った方法のはずなのに、「寂しさ」は紛れない。
「苦しい。苦しいよ……誰か助けて……」
寂しくて、人に縋りたいから、人に近づけない。
病気が発症する前の中学校の友人とも縁を切った。
美坂さんがバッグから飴を二個取り出し、私の手に乗せた。
「初めて話せて嬉しかった!」
そんな優しい言葉から、私は逃げるように美坂さんの言葉を遮った。
「ごめんね、私、ちょっと用事があって……!」
逃げる様に教室を出て、誰もいない廊下まで足早に歩き続ける。
優しい人の好意もちゃんと返せない。だって、私と親しくなれば「相手」が不幸になるの。
「私、お礼も言えなかった……」
この病気になってから、謝ってばかりだ。怖い。寂しい。泣きたいほどに。
ポロポロと涙を流しながら、私は美坂さんに貰った飴を口に含む。涙が口に入り、飴の甘さすらしょっぱさに変える。
菅谷くんに教えて貰った方法のはずなのに、「寂しさ」は紛れない。
「苦しい。苦しいよ……誰か助けて……」
寂しくて、人に縋りたいから、人に近づけない。
病気が発症する前の中学校の友人とも縁を切った。