青い青い空
言い訳をするつもりはない。実際に確認を怠ったのも事実だし、身勝手な行動だったことも反省している。
「それでもまだ遊びでないと言い張るなら、それらしい理由を考えてから出直してこい」
「…………」
「ほら見てよ、あの態度。やっぱり謝れば済むと思ってるのよ」
「仕事できない奴は使えないって、そろそろ編集長も気付く頃だよなー」
それでも話をすれば、もしかしたらこの人ならわかってくれるかもしれないと。きっとわかってくれると。そう思うこと自体言い訳に過ぎない。我が侭に過ぎない。
そもそも投稿者に会いに行くなんてこと、決して許されるものではない。いずれそれ相応の処分が下る。それも覚悟の上で、了安の案に乗ったのだ。
「それまで仕事は内勤に絞る。先生たちの引き継ぎは新堂。了安先生に至っては、この期間で引き継ぎを終えろ。いいな」
「わっ、わかりました!」
「青崎、異論は」
「ありません。申し訳ありませんでした」
君の盾になる――そう言った彼は、どうやら自分が売れっ子小説家だということも、ここが出版社だということもすっかり忘れていたらしく、出勤して早々に社員たちに捕まった。
初めから一人で戦う気満々だったのだが、外野の茶々がボディーブローに入って地味に後から効いてくる。
「ないならぼさっとしてないで仕事しろ!」
「す、すみません」