青い青い空
“――だから、何をするべきなのか。本当は、ちゃんとわかってる。そうでしょう?”
もしかしたら、それは間違いなのかもしれない。それでもまだ何も言ってない。何も始まってない。
「ねえ快慶くん」
「ん?」
「知ってるでしょ」
「何を? ピヨちゃんが了安先生と作者に会いに行ったことなら、イックンが夜な夜な魘されてたから知ってるよ」
「そ、それについては、また一石さんに謝っとこうかな」
「ねえピヨちゃん。知ってる? このゲームってさ、昔トレード機能とかあったけどいろいろ問題とかあったりして、今はフレンド同士のギフトしかなくなったんだよ」
「それは、まあ一応こう見えても古株なので知ってるけど……」
「ピヨちゃん、フレンド僕しかいないでしょ」
「そっ、そんなことは……」
「だから知らないでしょ。高位ランク報酬のギフトって、フレンド同士でも限られた人にしかできないんだよ」
そう言って彼が見せてくれたパソコンの画面には、【無事PIYOへのギフトが完了しました】というメッセージ。
「僕が知らないわけないでしょ。何年ピヨちゃんの心友やってると思ってるの」
「ふふっ。そっか」
「だから、僕は応援してる。誰が何と言おうと、ピヨちゃんのこと」
「ありがとう」
「だから、頑張れピヨちゃん。イックンもきっと、同じ気持ちだよ」
「うんっ。弟に会ったらよろしくね、快慶くん」
その横に表示されているフレンド欄の一番上には、【フレンドランク:心友】と書かれていた。