青い青い空

 思わず立ち上がった私に彼女はただ、笑って「大丈夫大丈夫」と言うだけ。


「言ったでしょ、お守りだって。これ持ってたらあたし、超最強だから。こてんぱんにやっつけてやったぜ」

「こ、こてんぱん……」

「あ、大丈夫だよ? ちゃんと証拠は押さえてるからね」

「黒瀬ちゃん……」


 本当に神様からもらったお守りなら、それくらいの効力だってあるのかも知れない。だけど、それも万全じゃない。


「私から一つだけ。こういうこと、はっきり断言することってあんまりないんだけど」

「なになに?」

「絶対黒瀬ちゃんが悪い」

「青崎ちゃん?!」

「今日中に、絶対謝ること」

「何悪いことしたのかさっぱりわかんないのに~」

「その時ちゃんと久賀野くんの話も聞くこと。わかった?」

「……はあい。青崎ちゃんの言うとおりにする」


 よしと頷くと、黒瀬は大急ぎで昼食を掻っ込んだ。いつもならここで、編集長からの呼び出しがタイミングよく来るのだが、今日はそういうことではないらしい。


「善は急げってね。取り敢えず久賀野を捜す旅に出てくるよ!」

「うん。応援してるね」


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