君に捧げるアイラブユー



しかも東、こういうことサラッとしてくるのだ。変に意識した様子もなく、当然みたいに手を繋いでくる。たぶん東にとっては、怪我してる人を支えてるだけ。それだけなんだと思う。



でも私は違う。

私は今、好きな人と手を繋いでる。


それだけで心臓が壊れそうなくらいうるさい。



東は知らない。


私が、東の一挙一動にこんなに心を震わせていること。手を握られただけで嬉しくなってること。声を聞くだけで幸せになってること。


それに、こんなふうに優しくされるたび、きっと私だけじゃないんだろうなって勝手に苦しくなっていることも。



東って優しいから。


きっと他の子にも普通にこういうことする。困ってたら助けるし、自然に気遣うし、たぶん手だって差し出す。

そういうところが好きなのに、その優しさを独り占めできないことに嫉妬してしまう自分が嫌だった。


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