君に捧げるアイラブユー
小さく息を吐いて、自分を落ち着かせる。
落ち着け。変に意識しすぎるな。これは介護。違う、介護は違う。でも補助。そう、補助。東はただ助けてくれてるだけ。
そう自分に言い聞かせながら、私は片足でジャンプして一段降りた。
慎重すぎる私を見て、東がふっと吹き出す。
「くく……」
「ちょっと東―?」
思わずむっとして見下ろすと、東は肩を揺らしながら笑っていた。
「ごめん、馬鹿にしてるわけじゃないから」
そう言いながらも全然笑ってる。ひどい。
でも、東のことだから本当に悪気はないんだろうなって分かる。だから怒りきれない。
むしろ、その笑った顔を見られたことにドキドキしてしまってる自分がいる。
ずるい。本当にずるい。
私はじとっと東を見下ろしながら、また一段ジャンプして降りる。
そのたび、繋いだ手が少し揺れる。東の指が離れない。その事実だけで、胸の奥がじんわり熱くなった。