君に捧げるアイラブユー



手はまだ繋がれたままなのに、さっきまでほんの少し空いていた距離が、東のほうから自然に詰められた。ほんの数センチなのに、呼吸が変わるくらい近い。


どういうこと。頭が追いつかない。


押し倒されたのが嫌だったってこと?それとも、かわいいって言ったのが嫌だったってこと!?



「かわいいとか、どの口が言ってんのって話」

「……へ?」

「西宮、俺に押し倒されても文句言えないからね」

「なっ……!?」



……ねぇ、何考えてるの。なんでそんなこと言えるの。


怒ってるの?からかってるの?それとも……いや、分からない!


東の表情は相変わらず読めない。なのに、握られた手だけがやけに熱い気がした。



これは、私の熱?それとも東の!?



心臓がうるさすぎて、喉が詰まる。結局いつも私ばっかり振り回されてる!


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