君に捧げるアイラブユー
心臓が止まるかと思った。斜め向かい、自販機の前。そこにいたのは東だった。
ガコン、と飲み物が落ちる音がやけに大きく聞こえる。
東は少し驚いた顔のまま取り出し口から缶を拾い上げ、こっちへ歩いてくる。
やばい。今の聞かれてないよね?お願いだから聞いてませんように。
頭の中で必死に祈る。でも東は特に変わった様子もなく、いつもの優しい顔をしていた。
「東、おはよう」
学校着いてすぐ東に会えるなんて。運命?
「西宮、おはよ。足とれたの?」
東が自然に私の足元を見る。その視線だけで胸がきゅっとなる。
「うん。松葉杖してる間、たくさん助けてくれてありがとね」
「はは、俺は何もしてないよ。治ってよかった」
――――だめだ。好き。