君に捧げるアイラブユー
「うん。また会いに来るね」
一切照れた様子もなく、普通にそう返してくるからずるい。
私が仕掛けたのに。私から言ったのに。なのに顔真っ赤になってるのは私だけ。
東はそんな私を見て楽しそうに笑ったあと、くるりと背を向けて歩いていく。
その背中を、私はしばらく見つめていた。
好き。どうしようもなく好き。
チャイムが鳴る。現実に引き戻される音。
私は名残惜しさを飲み込みながら、ゆっくり教室の扉を開けた。