ライバルがユーレイなんて聞いてない!
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《突然ごめんなさい。雷斗くんのことがずっと好きでした》
ある日、SNSのDMにこんなメッセージが届いた。
相手は別のクラスの女子で“ゆな”ちゃんという子。
話したことはなかったし、彼女のプロフィールまで飛んで投稿していた写真を見たけど、なんとなく顔を見たことあるなってくらいで接点はない。
びっくりしたけど、好きって言われてうれしかったから「ありがとう。すごくうれしいよ」って返した。
それから毎日DMのやり取りをするようになった。
時々ゆなちゃんのクラスをのぞいてみるけど、ゆなちゃんはオレを見つけると目をそらしてしまう。
DMではあんなに話してくれるのに、学校だとはずかしいのかな。
直接話してみたいな、と思っていたけど本人が困るならやめとこうか。
小学校の時の元同級生と他愛もない話をして帰った。
「ねぇ雷斗くん、一緒に帰らない?」
放課後、同じクラスのリコちゃんがそうさそってくれた。
「いいよ」
「ほんとに!? やったあ!」
今日は誰かと約束してなかったし、塾もない日だったからOKした。