ライバルがユーレイなんて聞いてない!


 *


《突然ごめんなさい。雷斗くんのことがずっと好きでした》


 ある日、SNSのDMにこんなメッセージが届いた。

 相手は別のクラスの女子で“ゆな”ちゃんという子。
 話したことはなかったし、彼女のプロフィールまで飛んで投稿していた写真を見たけど、なんとなく顔を見たことあるなってくらいで接点はない。

 びっくりしたけど、好きって言われてうれしかったから「ありがとう。すごくうれしいよ」って返した。
 それから毎日DMのやり取りをするようになった。

 時々ゆなちゃんのクラスをのぞいてみるけど、ゆなちゃんはオレを見つけると目をそらしてしまう。
 DMではあんなに話してくれるのに、学校だとはずかしいのかな。

 直接話してみたいな、と思っていたけど本人が困るならやめとこうか。
 小学校の時の元同級生と他愛もない話をして帰った。


「ねぇ雷斗くん、一緒に帰らない?」


 放課後、同じクラスのリコちゃんがそうさそってくれた。


「いいよ」

「ほんとに!? やったあ!」


 今日は誰かと約束してなかったし、塾もない日だったからOKした。


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