ライバルがユーレイなんて聞いてない!
リコちゃんは家族で地元サッカーチームのサポーターをしていて、サッカーにすごくくわしい。
日本代表戦も毎回必ず観ているらしく、昨日の代表戦の話でもりあがった。
「リコちゃんってオレよりサッカーくわしいよね。すごく勉強になる」
「えー? 大したことないよー」
話していたら、あっという間に別れることになった。
「ありがとう、リコちゃん。楽しかったよ」
「わたしも! また話そうね、雷斗くん!」
「うん、また学校でね」
その夜、ゆなちゃんからDMが届いた。
《どうして他の女子と二人きりで帰ったの?》
ゆなちゃん、リコちゃんと帰ってたところ見てたのかな……?
《一緒に帰ろうって言われたからだよ》
《それ、ウワキだよね?》
え、ウワキ……?
《どうして?》
《だってゆなとつきあってるのに、他の女子と一緒に帰ったんでしょ?》
オレとゆなちゃん、つきあってたの!?
そんな話、今までしたっけ……?
確かに最初に好きって言われたけど、友達になりたいって意味だと思ってた。
学校では一度も話したことなかったし。