ハリボテロミオの夏の夢
「ッ……!!!」
いつもの夢で、僕は目を覚ました。
体が熱い。
でもそれも、すぐに汗で冷たくなる。
夢見は、最悪だ。
「……」
胸元を鷲掴みながら、僕は荒く空気を何回も吸って、息を整える。
胸が大きく上下するのにあわせて、冷たい空気が肺に入ってきた。
何度も何度も、繰り返し見る夢。
神様がいるのだとしたら、それは酷く残忍に違いない。
だって、
夢の中でさえ、僕に絶望を与えてくるんだから。