[6月8日 月曜日]
朝、靴箱であの子に会った。

結局、一言もしゃべれなかったが、ただ視界に入っただけで、胸の奥が騒がしくなった。

……待て。

何もできずに、ただ遠くから見つめて、高陽している自分。

もしかして、今の俺は、ただの変人なんじゃないか。

クールに構えているつもりだったが、やっていることは相当怪しい。

早急に「ただの他人」から脱却しないと、本格的に手遅れになりそうだ。
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