【完結】天才弁護士の溺愛ミステリー

30 Wでなくなりました

side宇賀神玲

そして、次の日、楽しい山荘旅行は一変しました。
もちろん、東雲一郎氏が亡くなったからです。はい。

僕たちの初エッチも無くなりましたが…

いや、まだ希望はあります!
3泊4日の予定で、今1泊目ですから!
その間にこの件が片づけば…!
きっと綾乃だって、僕との甘い時間を…!

「やぁ、おはようございます!
宇賀神先生、姫川先生!」

そこに、貝塚警部が現れました。

「これはパソコンに打ってあった遺書のコピーですよ。
昨日お約束したものです。
それから、事件現場に入る時は必ず警察官に許可を取ってください。」

「分かりました。
わざわざありがとうございます。」

「いやいや、宇賀神先生は超優秀だと聞いてますからね。
何か分かればすぐにお願いしますよ。」

そして、貝塚警部は去っていった。

僕たちは持ってきていたノートパソコンで遺書を開きました。

そこには、こう書かれてありました。

【最期の時を迎える事になった事を残念に思う。ガタが来ていたんだ、色々なところに。年齢的にもこの病気はこたえたし、もう長くは無いことは分かっていた。ゴミのような人生だった。運命は変えられない、さようなら、みんな。

Ichirou】

と…

確かにこれは遺書のようにも見えますが…
病気って何ですか?

東雲一郎氏は大病を患っていた…?

僕たちは東雲一族に聞き込みを始める事にしました。

まずは、亡くなった一郎氏の弟・東雲良吾さんに聞き込みに行きました。

「あぁ、病気ですか…
確かに兄は病気でした。
糖尿病ですよ。
もう、だいぶ悪くて…
透析をしていましたから…

よく言っていましたよ。
糖尿病で目が見えなくなったら俺は自殺する、と。」

良吾氏は言いました。

「では、目が見えなくなっていた、と?」

「いえ、私は医者ですが、そんな事は兄からも、病院からも聞いていませんでしたし、ここに来るまでの足取りを見れば目は見えていたと思いますよ。
しかし、糖尿病が重かったのは事実ですが…」

良吾氏は言いました。

「うーん、糖尿病、ねぇ。
確かにきつい病気だと聞きますが…」

「先生、次は事件現場に行ってみましょう!」

綾乃は言います。

なぜ、あなたはそんなにワクワクしているのですか!?

僕には全然綾乃の気持ちが分かりません。はい。

「…そうですね。」

僕は仕方なくそう言いました。

早くこの件を片付けて甘々なエッチをするんです!
それが僕の動くエネルギーでした!

何か文句ありますー?
男なんてそんなもんですよー!

僕たちは見張りの警察官に許可を取り、事件現場に入りました。
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