【完結】天才弁護士の溺愛ミステリー

32 事件解決

僕はうがいを手早く済ませてノートパソコンを開きます。

そこには、PDFのデータがありました。

【最期の時を迎える事になった事を残念に思う。ガタが来ていたんだ、色々なところに。年齢的にもこの病気はこたえたし、もう長くは無いことは分かっていた。ゴミのような人生だった。運命は変えられない、さようなら、みんな。

Ichirou】

「何度見ても普通の遺書でしょう?
何かあるんですか?」

「普通の遺書?
いいえ、これは普通の遺書などではありません。
東雲一郎氏が死の間際に僕たちに残したダイイングメッセージです。

いいですか?
綾乃?

読点で区切られた文字を左揃えに書き換えてください。」

「えーと?

最期の時を迎える事になった事を残念に思う。ガタが来ていたんだ、色々なところに。
年齢的にもこの病気はこたえたし、もう長くは無いことは分かっていた。
ゴミのような人生だった。
運命は変えられない、さようなら、みんな。

Ichirou

ですか???」

綾乃はノートの見開きにそう書きました。

さらに、僕はこう書き換えます。

《《さ》》いごの時を迎える事になった事を残念に思う。
《《が》》たが来ていたんだ、色々なところに。《《ね》》んれいてきにもこの病気はこたえたし、もう長くは無いことは分かっていた。
《《ご》》みのような人生だった。
《《う》》んめいは変えられない、さようなら、みんな。

Ichirou

と。

「分かりましたか?
この最初の文字に注目してください。
さがねごう。

相根号

つまり、この事件の犯人は東雲一郎氏の義理の息子の相根号氏です!!!」

僕は言います。

「なるほど…!」

こうして、相根号は警察にお縄になり、事件は解決しました。
相根号はギャンブル依存で、東雲一郎氏にお金を借りようとしましたが、東雲氏が貸さなかった為、遺産を狙って殺害したようです。

♦︎♦︎♦︎

さて、僕たちの甘い夜は?

「綾乃…」

「れ、玲…」

「さぁ、僕を受け入れてください…」

「玲っ…!

いたっ!
痛い!

痛いです!!!

やっぱり辞めます!!!」

「今の僕を止めるのは、隕石でも無理ですよ。ニッコリ
覚悟しましょうね、綾乃。ニコ」

「痛いんですぅぅぅぅうう!」

「そのうち気持ちよくなりますよ。多分…」

こうして、2人の甘い夜は更けていくのだった…
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