私の従者は…
「お呼びでしょうか?」
「ええ。えーと…さっきの事なんだけどきつい言い方をしてごめんなさい」
「いえ。こちらこそ申し訳ございませんでした」
「でもね、やっぱり私は電車で通学してみたいの。だから一緒について来てくれる?」
「私はやはり心配です」
「伊織が守ってくれるでしょ?」
思い切って上目遣いで聞いてみた。
「うっ…それはもちろんですが守りきれない事もあるかもしれません」
「私だって護身術はかじってるのよ」
「分かりました。ではお話ししてみましょう」
「本当?やった〜。伊織ありがとう」
「おっ」
嬉しくて抱きついてしまった。
「あっごめんなさい」
「いえ。大丈夫です。でも私以外には無闇にしないでくださいね」
「分かったわ」
そこで琴ちゃんの言葉を思い出した。
話し出そうと思った時、伊織が言った。
「それでは今から旦那様に話してみますか?」
「あっそうね」
一緒にお父様の部屋へと向かった。
「お父様、凛です。お話したい事があるんです」
「ああ。入って」
「失礼します」
「2人揃ってどうした?」
「お忙しいのにすみません…お時間よろしいですか?」
「大丈夫だ」
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