私の従者は…
会場に到着すると私達が1番だった。
2人で最終の準備を進める中、お嬢様に花火を見ないかと誘われた。
本当は嬉しかったのにまた可愛くない事を言ってしまった。
いつも従者としての立場、考えが邪魔をする。
外に出ればお嬢様の従者でいなければとそればかり。
だからお嬢様と恋人になるなんて考えていなかったが
「そんな事言ってると取られちゃうよ」
彼の言葉を思い出し告白も考えてみた。
結果、出来なかった。
卒業パーティーで給仕をし
「ようこそ。ウェルカムドリンクをどうぞ」
書道パフォーマンスをし歓声を浴びる。
「ありがとうございました!」
ダンスも一緒に踊ってパーティーの最後に花火の時間を迎えた。
花火は好きな人と見れる。
そのため恋人同士で見る人も多い。
私達も2人で落ち着ける場所を探して見た。
なんだか花火を見ていると感傷的な気分になってしまって静かにお嬢様の手を握ってしまった。
「綺麗ね」
「はい。とても。あの…1つお聞きして良いですか?」
「なに?」
「なぜ私を誘ってくださったのでしょうか?」
「えっ?」
「私ではなくご両親や生徒会の皆さんと一緒でも良かったのでは?」
「伊織と一緒に見たかったからよ。ダメだった?」
「いえ。嬉しいです」
お嬢様は小さく笑った。
「良かった。嫌だったらどうしようと思った」
「嫌だなんて事は絶対にありません」
「絶対に?」
「はい」
「そう」
途端に少し表情が曇った気がした。
その後、花火が終わるまで私達の間に会話はなかった。
2人で最終の準備を進める中、お嬢様に花火を見ないかと誘われた。
本当は嬉しかったのにまた可愛くない事を言ってしまった。
いつも従者としての立場、考えが邪魔をする。
外に出ればお嬢様の従者でいなければとそればかり。
だからお嬢様と恋人になるなんて考えていなかったが
「そんな事言ってると取られちゃうよ」
彼の言葉を思い出し告白も考えてみた。
結果、出来なかった。
卒業パーティーで給仕をし
「ようこそ。ウェルカムドリンクをどうぞ」
書道パフォーマンスをし歓声を浴びる。
「ありがとうございました!」
ダンスも一緒に踊ってパーティーの最後に花火の時間を迎えた。
花火は好きな人と見れる。
そのため恋人同士で見る人も多い。
私達も2人で落ち着ける場所を探して見た。
なんだか花火を見ていると感傷的な気分になってしまって静かにお嬢様の手を握ってしまった。
「綺麗ね」
「はい。とても。あの…1つお聞きして良いですか?」
「なに?」
「なぜ私を誘ってくださったのでしょうか?」
「えっ?」
「私ではなくご両親や生徒会の皆さんと一緒でも良かったのでは?」
「伊織と一緒に見たかったからよ。ダメだった?」
「いえ。嬉しいです」
お嬢様は小さく笑った。
「良かった。嫌だったらどうしようと思った」
「嫌だなんて事は絶対にありません」
「絶対に?」
「はい」
「そう」
途端に少し表情が曇った気がした。
その後、花火が終わるまで私達の間に会話はなかった。