私の従者は…
反対に男子学生は凛狙いの事が多い。
凛とお近づきになりたい男子がまず俺に近づいてくる。
今みたいに。
「伊織!今日の課題やった?」
「やったよ」
「ってかこの時間は西園寺さんと一緒じゃないんだっけ?」
「ああ。違うよ」
「そっか。西園寺さんって何の授業取ってるの?」
ほら、凛の事ばかりで俺に興味なんてないみたいだ。
こういう時はこうする。
「あっもう授業始まるよ」
「あっそうだな。またな」
皆、自分の利益のために近づいてくる奴がほとんどなのでそういう人達にはわざわざ印象を悪くする必要もないので笑顔でさらっと流す。
そうして黙々と授業を受け、終わったらすぐに凛の元へ行きたいがたまに引き止められる事もある。
「伊織くん、この後みんなで遊びに行くんだけど一緒に行かない?」
「すみません。この後、用事があるんです」
「そっか。残念だけどまた今度ね」
と笑顔で対応しなるべく急いでお嬢様の元へ向かうが大抵遅れた時はほとんどの場合、慎太郎がいる。
「お嬢様!遅れて申し訳ありません」
「気にしないで大丈夫だから」
慎太郎は授業前に言ってきたようにお嬢様をご飯に誘っていたがお嬢様は図書館に用事があるようだ。
すると自分もついていくと言い出したので2人きりにするわけにはいかないと思い、結局3人で図書館に向かった。
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