最愛の灯を吹き消す頃に。
「新凪はカウンセラーとかに向いてるのかもね」

「カウンセラー?」

「学校にも居るでしょ。スクールカウンセラーの先生。人の不調を見抜いて寄り添うの。ぴったりじゃない?」

「そんな大それたもんじゃないけどね」

「新凪は魔女でも怖い預言者でもないよ」

「私ってなんなんだろうねぇ」

「優しい人」

「え?」

「優しくて、私の自慢の親友!」

「さゆみぃーだあーいすきっ!」

同じ長机の向かいで読者をしているお兄さんの、眼鏡の奥の瞳が鋭くなる。

「すみません」

「ごめんなさぁい」

ハシャぎ過ぎた私達は反省…しつつも、目を合わせてちょっと笑ってしまった。
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