【完結】Dressyに恋をして

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私はホワイトボードにF出版社に出向と書き、足早にButterfly社を後にした。

「やぁ、やぁ、やっ!
久しぶり、江波さん!
今日もスーツが似合ってるね!」

F出版社の大野さんが言う。

「お久しぶりです!
この度は、春のドレスコートに半ページさいてくださるそうで…
ありがとうございます!」

「うんうん、Butterflyは今1番推しの会社だからねぇ。」

「大野さんにそう言ってもらえて光栄です。
どうぞ、よろしくお願いします!」

私は軽く頭を下げる。

「ところでねぇ、うちのビジネス系の雑誌で、"若手イケメン社長企画"ってのをやる予定なんだよねぇー。」

「は、はぁ…?」

私は意図が分からず、そう返した。

「そこで!
オタクの九条社長に是非是非!
出てもらいたいんだよ!」

「は、はぁ…
いえ、すいませんがそう言ったお話は…
あの、私に権限はありませんし…」

私がやんわり断ろうとすると…

「もしも九条社長が出てくれたら、Butterflyの春のドレスコートのページ、2ページに増量しちゃおうかなぁ?なんて…」

その言葉に私は顔をあげた。

「本当ですか!?」

「うん、まぁ、もしもアポが取れるなら…で…」

「取ります!」

「えぇ!?
本当!?
後でやっぱりダメでした、とか、無しだよ?」

「大丈夫です!」

私は答えた。
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