雨音が響く星空の下で
死を覚悟するほどのこの苦しみはいつまで続くの?


どうして私だけこんなに苦しまないといけないの…?



私だって、できるなら3年も前のあの記憶なんて消して、楽しく生きていきたいんだよ


なのに、私は弱いから、あの日を乗り越えられない。
私がいつまでも弱いから、周りが匿ってくることくらい分かってる。



強くなりたい…



もう3年も前の話なんだからって、

あの人はまだ数年は出てこないんだからって、

私の心と人権をも捻り潰すには十分だったあの2時間を蹴飛ばしてやれるくらい強くなりたいのに…。



だけど、そう願って早3年。

私は、変われなかった。
変わろうとしても変われないという現実を知ってしまった。


きっと私はこれから先もずっとあの記憶に怯えて生きていくしかもう選択肢は無いんだよ。





歩き始めて体感20分。
ザーザーと降る雨は更に激しい篠突く雨となり、アスファルトの上には大量の雨水が溜まっていた。


小さな窪みに溜まった雨水を蹴り飛ばすように車が走ると歩行者専用道路に水しぶきが飛ぶ。



あたりには私以外歩行者などいなかった。



長い髪からも、制服のスカートからも、水が滴る。


苦手な雨の音に囲まれているにも関わらず、どうしてか雨の音は耳に入ってこなかった。


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