先生、あなたに逢えて幸せでした


『女なんだから早く帰れよ〜!』




なんて、言いながらあいつの髪をクシャクシャにしながら触る。




やっぱり髪質は柔らかい。一日が終わるってゆーのにシャンプーの匂いがする。



妙に気になる女子生徒。少しでもかかわりたい。



少しでも触りたい。




俺はそんな気持ちになっていた。




でも、俺には長年付き合ってる彼女がいる。




そろそろ結婚も考えてる。



だから、俺があいつに惹かれるはずがない。




彼女の為にも惹かれてはいけない。




あいつはただの生徒………







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