先生、あなたに逢えて幸せでした


朝練の指導をしていたら、視線を感じて振り返った。



そしたら、要 由佳と目線が合う。




なんで、俺を見つめてるのか分からない。




でも、俺も要もどちらも目線を外さない。




しばらく見つめ合ってたら、要が目線を反らした。




でも、その顔が姿が悲しそうで俺は要から目線を外せなかった。




頼むから笑ってくれ。




俺に笑いかけてくれ。




他の教師には向ける声と笑顔を俺にも向けてくれ。






もう一度、お前の髪に触れたい。








< 25 / 428 >

この作品をシェア

pagetop