先生、あなたに逢えて幸せでした


『ほら、要、紅茶!』


冷たい紅茶の缶を私に差し出す。



『ありがとうございます。ゴチになります。』


私はきちんと先生の瞳を見てお礼を言った。


私の顔を少しでも先生に見て貰いたくて………




二人でまた並んで歩きながら教師用下駄箱に向かう。


『要はなんで、コーヒー飲めないの?』



『コーヒー飲むと胃が痛むんです。コーヒーゼリーもミルクたっぷり入れないと無理!』



『要はお子ちゃまだな〜。』


そう言いながらまた私の頭に触れ髪をクシャクシャにする。


私のドキドキはおさまらない。




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