鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

学校での再開?

それから8日間経って、私はまだ病室に行けないでいた。


凛は言っているらしい、病室に。


ハルのことを聞いたら教えてくれるのだろうけど、私は聞こうとしなかった。


なんだか怖かったから。なぜだかは分からない。

自分の気持ちには鈍感でいた方がいいことが多いから、自分から心に蓋をする。


「みんなおはよう!」


私はなるべく元気に挨拶した。


それでもやはり隠せられない。

ハルが今日来るから。緊張するんだ。


「ねね、今日来るらしいよー?ハルって子」

加奈さんが言った。


「加奈さん、私たち実は幼なじみなんだよね、私とアキ。」



「えー!そうなんだ!どんな子?」


加奈さんは自認するほどの面食いだ。


ハルがなびいたら困るな。


「かっこいいよ?でもね、可愛いの。」


そう、ハルはかっこいいだけじゃない。可愛い部分もあるのだ。

もちろんイケメンだよ。


ってかこんなの敵に塩を送るようなことじゃん。


やめよ。


「えー!早く会ってみたいなー!」


乗っかってしまった……!


「アキが1番幼なじみ歴長いよね?」


「そうだね、」


「恋してるの?」


加奈さんの鋭い言葉に思わず、「え、」と言ってしまった。


さらに、今、とても恥ずかしい。これはこれは、好きだよって言っているようなものじゃん…!



「へー、そうなのね、大丈夫だよ、私人の恋愛は奪わない主義だから。でも違ったら、もしかしたらねー?」


うっ、もうこれは、バレタ。


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