鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
「思い出の場所を全部巡った時には、もうハルのことは思い出してた。病室で強く願ったら、ハルが目を覚ましたの。」
あの瞬間。とってもうれしかったな。
昔の記憶は、とても濃くって。
その思い出がまた形作られていくんだなって思ったら、たまらなく、嬉しかった!
「でも、ハルは私の事、忘れてた。もちろん鏡の世界のことも。」
「悲しかったし、苦しかった。」
でもね。
「ハルがまた、話しかけてくれたから。今はその苦しさ、悲しさ。忘れられてるんだ!」
私は思いっきり笑った。
微笑んだ。
今の楽しさ。嬉しさを込めて。
「っ……」
「ん?」
「いや……何でも。ってかさ今の今で、繋がったよ、ピースが。」