鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜


「鏡に手を伸ばしたら、その世界にはいれたの。入ったら、何故か執事みたいな言葉遣いしてきて、面白かったな。」

『鏡の世界はどうですか?アキ様』とかって。

ほんと面白かった。真面目に、『左右反対になってますね』とかって言ったような。

「そしたら神社に連れてかれて。その神社で、何か言われたんだけど、身体が拒絶して、なんにも聞こえなかったの。」


あれは、きっと、この階段から落ちたんだみたいなこと、言ってたんだろうな。

「そして、ハルの病室に突撃して。ハルが昏睡状態だと知って。ハルと冬の花火大会を見に行って。」


あの花火、綺麗だったなぁ。

ハートの花火とかまだ印象にのこってる。

「そして、紅白歌合戦を観たの。その年越しのとき、ハルを助けるためには思い出の場所を巡る必要があるって言われて、その後、もう会えなくなっちゃったの。」


その後、病室に行って、凛にあって。

思い出探しに協力してもらって。

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