鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
「えぇっと、どうしたのかな?」
単刀直入に、切り出そう。
「鏡の世界のことについてです」
「あの、鏡の世界……」
先輩はわかりやすいように顔をしかめる。
きっと嫌なんだろう。
その単語を聞くのが。
私も嫌だ。
ごめんなさい。
「純花ちゃんは、あなたの幼なじみですか?」
「うん。そうだよ」
一瞬失望したかのように私を見たけど、その後、その考えを打ち消したように、顔が優しくなった。
私も……純花ちゃんに、会いたい。
ちゃんとかいってるけど、先輩なんだよな。
「私は……鏡の世界のことについて、知っています。そして、純花ちゃんとも、会って、友達になりました」
あまり時間がないから、用件だけを話す。
そもそも、雪夜先輩、この学校にいたんだ……。
まぁ、下北区には4つしか中学校、ないから、いる可能性が高かったけど。
「友達に?」
「はい、そうです。」