鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜


ハルの部屋は前に来た時よりも片付いていた。

この前の記憶のはずなのに、なぜか遠い過去のように感じるのは、なんでだろ?



「アキ!明日予定ある?」

「んー、ごめん、純花ちゃんと会えるんだ」

「あ、もしかして朝いなかったのもそれ?」

「うん」


冷静に会話できてるけど、ずっと心臓は早くなっていくばかり。

だって!付き合ったんだよ!?今まで幼なじみだった人と、付き合えたんだよ!!


「緊張してる?俺何にもしないから安心して?」


何にもって……何をしようとするんだろ?

少し面白くなって、心のなかで聞き返してみた。


「だって、付き合えたんだもん」


ハルは幸せそうな顔をしてくれた。

少し不機嫌目で言ったのに。


それが……嬉しかった!

< 259 / 263 >

この作品をシェア

pagetop