鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
ハルの部屋は前に来た時よりも片付いていた。
この前の記憶のはずなのに、なぜか遠い過去のように感じるのは、なんでだろ?
「アキ!明日予定ある?」
「んー、ごめん、純花ちゃんと会えるんだ」
「あ、もしかして朝いなかったのもそれ?」
「うん」
冷静に会話できてるけど、ずっと心臓は早くなっていくばかり。
だって!付き合ったんだよ!?今まで幼なじみだった人と、付き合えたんだよ!!
「緊張してる?俺何にもしないから安心して?」
何にもって……何をしようとするんだろ?
少し面白くなって、心のなかで聞き返してみた。
「だって、付き合えたんだもん」
ハルは幸せそうな顔をしてくれた。
少し不機嫌目で言ったのに。
それが……嬉しかった!