鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜
うどんを「ズルズル」っとすする。



あ、温かーい!美味しい。





でもまたあの光景の再生ボタンを押してしまう。




規則的なハルの息。
規則的な機械音。


あの空間は、ハルだけしかいなかった。



愛さんは、元々知っていた。いつも私が起きる時間に家を出発するような、真面目な人。



すごい人。



そんな人が私の幼なじみのお母さんだなんて。



……ハル花火大会行ける?って聞いてみよ。




私は、現実から逃げるように、とりあえず考えるのを終わらせて、無心にうどんを食べた。
< 26 / 60 >

この作品をシェア

pagetop