契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
 日陰と彼女の初恋の綾野影一との関係は私が壊したけれど、彼女は恨んでいないと言っていた。

(おめでたい日陰は、まだ私が優しい友人だと勘違いしてくれているかも⋯⋯自分を陥れている女との友情を信じているなんて馬鹿な女)

「白川社長は2年半ほど前に奥様を亡くされたばかりだとお聞きしました。日陰はそういった人の欠けた心に取り入るのが上手な子です。そうやって人に近づいて、心を弄ぶのを楽しむようなところがあるんです。あまり友人を悪くは言いたくないのですが、私はただでさえ辛い思いをした白川社長が騙されるのをみていられなくて⋯⋯」

< 82 / 424 >

この作品をシェア

pagetop