キューピットが恋しちゃダメなのに
「ねー、えなちゃん。翔奏くんと親戚ってほんと⁉︎」

「普段どんな感じ?」

「お料理とかしてくれる⁇」



私、愛内えなは、転校早々人気者でーす☆

なんてこともなくって。

話しかけられるのは翔奏のことばかり。



「あ、あはは。一緒にいて楽しいのは楽しいよ」

「「「キャー!!!!」」」



とりあえず納得してくれたのか、女の子達は騒ぎながら教室を出ていった。



「はぁ〜っ」

「人気者じゃーん!」

「翔奏がねっ」



桜桃ちゃんは私のことをみてくれるから嬉しい。

幼なじみだからだろうけど、、どこかモヤッとする。

‘’幼なじみの特権”は誰にも破れない。



「ヤキモチやいてるんでしょ!!」

「はぁ!?」



このモヤッとする気持ちがヤキモチ・・?

ない!ありえない!

当の翔奏はイヤホンを片耳につけながらお友達と談笑中。

・・普段はクールな(フリした不器用)のくせに。



「違うの!?翔奏の話ばっかりされてむしゃくしゃしてるでしょ??」

「そう!それだよ絶対」



このモヤモヤはその気持ちなんだよ。
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