#さて問題です
私は高田さんの前を通って、自分の席に着いた。


「村上!」


高田さんが大声を上げた。


「一旦落ち着きましょう。ほら、あっちであったかいコーヒーでも飲みましょ?ね?」


そう言って私を庇ってくれたのは、坂倉先輩。


坂倉先輩は高田さんを連れて、オフィスを出た。


…そうだ、コーヒーに毒を入れるのもいいかもしれない。


コーヒーを用意するのは坂倉先輩だ。


私は疑われない。


毒と言っても、私は毒なんて持っていない。


どういうものかも知らないし、一旦スマホで調べてみようと思い、カバンを開いた時だった。


「なにこれ…」


カバンの中に、白い粉の入った袋がひとつ入っていた。


何も書いていない無地の袋だけど、すぐにわかった。


これは…高田さんを殺すためのものだ。


この粉をコーヒーに入れればいいんだ。
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