#さて問題です
私は「頭が痛いから薬局で薬を買ってきます」と言い、カバンを持ってオフィスを出た。


高田さんたちはきっと、コーヒーメーカー付近にいるはずだ。


私はエレベーターで一階に降りた。


高田さんは案の定、コーヒーメーカーの前のイスに座っていた。


坂倉先輩はちょうどコーヒーを運んできたところだ。


高田さんの前にコーヒーを置くと、「ごゆっくり」と言って去って行った。


高田さんがコーヒーを手に取り、口に運んだ。


このコーヒーにはまだ、粉は入れていない。


『プルルル、プルルル…』


高田さんのスマホに、電話がかかってきたようだ。


高田さんは机にコーヒーを置いて、スマホを耳に当てながら立ち去った。


チャンスは今しかない。


私は周囲に誰もいないことを確認して、コーヒーに粉を入れた。


罪悪感なんてこれっぽっちもなかった。


だって、これで大っ嫌いな高田さんが死ぬんだもん。


殺しても罪にはならないし、こんなにラッキーなことはない。


コーヒーに粉を入れてすぐ、柱に隠れた。


ここで高田さんを待つのだ。


せっかくだから最期を見守っててあげなきゃね?
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