#さて問題です
電車を降りてすぐ、浅葉優子の位置情報が出ていた。


「こんなのも出るんだ…」


私は位置情報を見ながら浅葉優子のいる場所まで歩いた。


浅葉優子が家の中にいなくてよかったと安心する。


浅葉優子がいる場所は、Aマンションの前の大きなショッピングモールの裏道だ。


裏道を抜けられる前に見つけて殺したいところだ。


ここからすぐの場所だから、早歩きすれば間に合う。


私はスマホを握りしめ、小走りに近い早歩きをした。


ショッピングモールを曲がったとき、浅葉優子と思われる人の後ろ姿が見えた。


今から人を殺すのかと思うと、心臓の鼓動が速くなる。


それと同時にワクワクしてくる。


スタンガンを片手に、なるべく足音を立てないように、小走りで距離を縮める。


あと15メートル


10メートル


5メートル


30cm


手を伸ばしてスタンガンを当てる。


「きゃー!」


浅葉優子は叫び声を上げたが、すぐに大人しくなった。


その場に倒れ込んだ浅葉優子の上に乗り、ナイフで心臓の辺りを何度も何度も刺した。


こんなに大量の血を見るのは初めてで、刺すたび噴き出てくる血に罪悪感など一切なかった。
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