×iii3
「店主はん、えらい笑顔やったなぁ。

今日のおひいさんより輝いてはったわぁ」

「ほんまじゃなぁ

ありゃあ断れんの

遥眞の旨いん?」

「旨いわ。おおきになぁ」

「ええよ」

風光る陽気の中で

遥眞の満足そうな笑顔と

次々に減っていくいちご飴を見る。

いちご飴の前で先に足を止めたのは

遥眞であること

その場から動かなかった様子を見れば

遥眞がいちご飴を食べたかったのは明白だ

(わしは、まだ減量中じゃが、まぁえかろう)

久しぶりの甘味に陵も

自分を甘やかすことにした。
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