怪談創作クラブ

序章

コツコツと、ある中学の旧校舎の廊下に一人の少年の足音が響く。
窓の外はオレンジ色に染まっている。

旧校舎は特別教室として使われることがある。その時に忘れ物をしたのだろう。
少し進んだ後足音が空き教室の前で止まった。

扉が少し開いており、そこから見える暗めの表紙。そこには怪談創作クラブと書かれていた。
なんだろうと思ったのか、その本を開いた瞬間、
窓が閉まっているのにも関わらず風が吹いた。
しかもその本から黒い何かが飛び出して少年を包み込んだ。

そして本の中に戻っていった。そこには少年の姿は無かった。
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