大好きな君とずっと一緒にいたい〜独占欲強めな俺様CEOに囲われて〜
 俺は必死の思いで誤解を解こうと葉月に弁解したが、葉月は俺の言う事が信じられないようだ…
 平井紗代に浮気しているような事を仄めかされ、俺の事が信じられなくなっているようだ…

 「ごめん…今は冷静に悠人の話が聞けない…暫く離れて考えたい…」

 葉月は冷静になりたいと言って出て行こうと荷物を纏めている…

 俺はどうしたら誤解を解けるのか四苦八苦して考えてしまう…
 
 「私には働いちゃいけない、家庭にいて欲しいって散々縛っておいて、悠人は外で女の人の家に泊まって好き放題やって…どうやって信じろって言うの⁇」

 それは、葉月が外で働くようになって万が一でも悪い虫が付くのが嫌だから…

 葉月を人目にあまり触れさせたくない、他の男のところに行って欲しくないという俺の勝手で我儘な独占欲が原因だった…

 でも、そんな俺の素直な正直な気持ちをストレートに伝えられず、俺は咄嗟に出かかった言葉を飲み込んでしまう…

 葉月は友達のところに行くと言って俺が信じて欲しいと引き止めても家を出て行ってしまった…

 「ニャー」 
 心配そうにアズキが俺の足元に擦り寄ってくる…

 俺はアズキをそっと抱き抱えた…

 「俺は何やってるんだ…」

 誤解とは言え自分のした事を心から後悔して反省の念がひしひしと襲ってくる…

 「ニャー」
 アズキが俺を慰めてくれるかのように俺の手をそっと舐めた…

 水を飲もうと冷蔵庫を開けると、葉月が昨晩俺の為に作ってくれた夕飯のおかずがタッパーに入っていた…

 連絡もなく、何の音沙汰もない俺の事を心配してずっと待っていたに違いない…

 俺はまた後悔の念が押し寄せ、大きく肩を落として項垂れた…
< 22 / 59 >

この作品をシェア

pagetop