大好きな君とずっと一緒にいたい〜独占欲強めな俺様CEOに囲われて〜
 ホーリックスの本社では担当の平井紗代が待っていた⁉︎

 「朝霧くん一昨日の夜はどうも…朝霧くんが直ぐに帰っちゃったから私寂しかったのよ」
 仕事とは関係のない一昨日の晩のカマを掛けるような平井紗代の態度に俺は腹が立った…
 でも、これは俺を挑発して少しでも動揺させたいに違いないと気を確かに思い直し、俺は何でもない顔をして平静を装った…

「そんな事はどうでもいい。それより、うちが外注を頼んだデザインの事で手違いって何だ⁇」
 俺は平井紗代の挑発に乗らないように端的に言葉を発する…

 「何よ‼︎相変わらずつまらないわね」
 平井紗代は動揺する俺の態度が予想に反していてつまらないのか、その後は何の色もない仕事上の顔へと変化し、俺達は手違いのあった仕事のトラブルの話をして終わった…

 結局は原因はうちの会社にはなく、外注をお願いしたホーリックスのデザインにあったと言うことが発覚し、俺はホッと胸を撫で下ろした…

 トラブルを修正し、無事事を解決した俺は、急いでいつも仕事で利用している社用車に乗って帰ろうと車に乗り込む…

 「朝霧くんちょっと待って」
 平井紗代が車に乗り込んだ俺を引き止めようと車の窓を叩いた…

 「もうトラブルは解決したはずだ」
 俺は窓を閉めて走り去ろうとする…

 「違うの…今日AYデザインに行った時に忘れ物をしたの」
 だからこれから私をAYデザインの事務所まで乗せて行って
 俺は平井紗代の言葉を少し疑ったが、嘘はついていないようだ…

 結局俺は仕方なく平井紗代をAYデザインまで運転していた社用車で乗せて行く事になった…

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