大好きな君とずっと一緒にいたい〜独占欲強めな俺様CEOに囲われて〜

喧嘩

 「だめ、働くのは絶対にだめ」
 
 帰ってきた悠人に少しでも働きたい意向を伝えた私は今猛烈に反対されている⁈

 「何でー⁇私家にいても大してやることないし、家事にはちゃんと支障がないようにするんだから、少しくらい働いてもいいじゃん」

 不貞腐れたように言う私に悠人はやっぱり不満気だ…
 
 「俺の渡してるお金で足りない訳じゃないんだから、何も働かなくてもよくない?それとも特別やりたい事でもあるの⁇」
 
 うっ⁉︎
 悠人は痛い所をついてくる…

 「そ、それは…別に特別やりたい事があるって訳じゃないけど…」

 自信なさそうに発する言葉が何とも悲しい…

 「それなら、別に働かなくてもいいでしょ⁉︎何か趣味を持つ事は止めないし、その為の費用ならいくらでも使っていいから」

 じゃあ、この話終わり‼︎

 悠人はそれだけ言うと、またアズキの所に行ってしまった…

 「お金の問題じゃないんだよー」

 ハー⁉︎ポツリと言ってまた深い溜息が出る…

 結局私の切なる申し出は悲しくも却下され、私はまた一歩も動けなくなってしまった…

 こんなのある意味飼い殺しだよ…
 
 ずっと一緒にいたいと思って結婚したのに、実際は孤独だし寂しいし…

 ここの所の私は心の底にあって吐き出せない愚痴をお腹の底に溜めてばかり…

 「ちょっと出掛けてくる…」
 私はそう言ってパーカーに巻きスカート姿の上にコートを着てマフラーを身につけると、お財布を持って外に出かけようとした…

 
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