あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「あの・・・豪火之神様」
「心配するな。全て上手くやる。ところで、癒怒之神は寂しがっているだろ?瑠宇斗とお前がいたら暇で、ご隠生活だったろうに」
「神の領域で日々、山と町を守っております。そんな事言うとまた叱られますよ。500年前に叱られたでしょ?あの温厚でお優しい癒怒之神様がお怒りになった姿を私が見たのは、あの日だけですよ」
「あぁ、出雲の帰りにお前と雷深に神酒を飲ませて怒られたんだったな」
「本当に・・・我々も大変でしたよ、散々叱られましたから。では、宜しくお願いします」
「あぁ、またな」
「ところで、豪火之神様・・・山の方へお戻りには・・・」
「俺の役目は終わった。俺のせいで田畑を焼き尽くしてしまったからな」
「でもあれは神の集いで留守にしていた時に起った噴火で、突然のエネルギー放出で防ぎようがありませんでしたから・・・」
「噴火エネルギーを俺の中に吸収するのが務めだった。異変に気づかず油断して防護神力が行き渡らなかった。俺が異変に気づいていれば田畑を守れたのだ。農民達から生きるすべを守れなかった俺の責任だ」
「しかし・・・」
「もう、昔の話だ。死火山となった山を今は違う神が守ってる。だから、俺は不要なんだ。それに、今の生活が俺の性に合ってる」
「豪火之神様がそう仰るなら・・・」
「それと瑠宇斗が俺のことを知らない場合、神だということは伏せておけ。同じあやかしだということにしておくんだ」
「それは・・・どうしてですか?」
「神使は神に忠実だ。それじゃあ面白く無いだろ?叔父として家族らしくするには、親近感がないとな」
「承知しました。では、宜しくお願いします」
こうして、豪火之神は豪田強志として、瑠宇斗の叔父役を買って出たのだった。
「心配するな。全て上手くやる。ところで、癒怒之神は寂しがっているだろ?瑠宇斗とお前がいたら暇で、ご隠生活だったろうに」
「神の領域で日々、山と町を守っております。そんな事言うとまた叱られますよ。500年前に叱られたでしょ?あの温厚でお優しい癒怒之神様がお怒りになった姿を私が見たのは、あの日だけですよ」
「あぁ、出雲の帰りにお前と雷深に神酒を飲ませて怒られたんだったな」
「本当に・・・我々も大変でしたよ、散々叱られましたから。では、宜しくお願いします」
「あぁ、またな」
「ところで、豪火之神様・・・山の方へお戻りには・・・」
「俺の役目は終わった。俺のせいで田畑を焼き尽くしてしまったからな」
「でもあれは神の集いで留守にしていた時に起った噴火で、突然のエネルギー放出で防ぎようがありませんでしたから・・・」
「噴火エネルギーを俺の中に吸収するのが務めだった。異変に気づかず油断して防護神力が行き渡らなかった。俺が異変に気づいていれば田畑を守れたのだ。農民達から生きるすべを守れなかった俺の責任だ」
「しかし・・・」
「もう、昔の話だ。死火山となった山を今は違う神が守ってる。だから、俺は不要なんだ。それに、今の生活が俺の性に合ってる」
「豪火之神様がそう仰るなら・・・」
「それと瑠宇斗が俺のことを知らない場合、神だということは伏せておけ。同じあやかしだということにしておくんだ」
「それは・・・どうしてですか?」
「神使は神に忠実だ。それじゃあ面白く無いだろ?叔父として家族らしくするには、親近感がないとな」
「承知しました。では、宜しくお願いします」
こうして、豪火之神は豪田強志として、瑠宇斗の叔父役を買って出たのだった。