黒豹の唯一無二は
台所では、龍輝と鏡が並んで座り遅い夕食を取っていた。
ゆっくりと暖簾をくぐりゼンも、龍輝の向かいの席に着く。



 「遅くないっすか〜?

  腹減りすぎて、先に食べちゃってましたか
  らね〜

  ゼンさんが遅いのが悪いんすかね〜」


 「別に何も言ってねえだろ

  ただちょっと気になっただけだ

  龍輝、お前は黙って飯でも食ってろ」


 「お嬢のことか?」


大人な鏡もお嬢の様子が少しおかしいことに気づいていたようだ。


 「え〜なんすか?

  お嬢、何かあったんすか〜?

  いつも通りな感じでしたけどね〜

  2人とも気にしすぎですって!


 「龍輝、お嬢だって年頃な女の子なんだぞ!

  ちゃんと気にかけてやらねーと、どこに変
  な輩がいるか分からねえんだからしっかり
  してくれ!

  ったく、学校でお前が護衛とか心配だわ」

鏡は心配しているようだ。。


 「龍輝、本当に頼むぞ

  お嬢に何かあったらただじゃおかねえ」


ドスのきいた声を出し、龍輝へと圧をかけるゼン。

もう少し、学校での護衛を増やすかと鏡とゼンが会話をしているのが聞こえる。


 「はあ〜〜

  これだからおじさんたちは、困る

  オレがこんなに頼りになる男なのに何もわ
  かってないっすね」



肩を落とす龍輝に冷たい視線を投げかけながら、明日の護衛の配置についてゼンと鏡は会話を続けていく。











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