【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
手に持った本の奥付を見ながら次なる本を求めて、分類されているだろう方向へと進んだ。天井はとても高くて、壁には本の背表紙がよく出来た壁紙のように無数に並んでいる。
本の独特の匂いは落ち着く。アリスはちいさな頃から、本が大好きだった。英雄譚や御伽噺、勇者に愛されるお姫様。胸をドキドキさせながら、一日にいくつもの世界に入り込んだ。ベッドに本を持ち込んで夜もずっと読んでいたから、呆れた母に取り上げられるまでが寝る前のお約束だ。
(たくさん本は読んだけれど、竜騎士と文官の恋を描いたものはなかったわね……字面で見たときにロマンチックじゃないし当然かしら)
その事実に苦笑しつつ、目的の本があるだろう本棚の前に辿り着いてじっと背表紙を見つめつつ、題名の頭文字を順番に読んでいく。専門書なので、背表紙は分厚いはずだ。
(あ、あった)
本の独特の匂いは落ち着く。アリスはちいさな頃から、本が大好きだった。英雄譚や御伽噺、勇者に愛されるお姫様。胸をドキドキさせながら、一日にいくつもの世界に入り込んだ。ベッドに本を持ち込んで夜もずっと読んでいたから、呆れた母に取り上げられるまでが寝る前のお約束だ。
(たくさん本は読んだけれど、竜騎士と文官の恋を描いたものはなかったわね……字面で見たときにロマンチックじゃないし当然かしら)
その事実に苦笑しつつ、目的の本があるだろう本棚の前に辿り着いてじっと背表紙を見つめつつ、題名の頭文字を順番に読んでいく。専門書なので、背表紙は分厚いはずだ。
(あ、あった)