【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
店の名前と大まかな場所を確認すると、ゴトフリーは颯爽と走り出した。もちろん体を資本としている人だから、その速度は早くてあっという間に見えなくなってしまう。自分のためなのだけど、さっきまですぐそばに一緒に居た彼が居なくなって、ちょっと寂しくなった。
「……あれ?」
曲がり角を二回ほど曲がった所で、アリスはあの場所からすぐに着くと思っていたカフェの場所を間違えてしまっていることに気がついた。
立ち尽くした薄暗い路地裏は、とても恋人たちが集まるようなお店があるような雰囲気でもない。
慌てて振り返って元に戻ろうとしたけれど、いきなりその腕を掴まれてビクッとした。いかにも柄の悪そうな男が、アリスを見下ろして嫌な笑いを浮かべている。その後ろの扉から続々と何人かの同じような男たちが怯えを見せるアリスを取り囲んだ。
「へえ、こんなところに上玉じゃないか」
「やっ……離してっ……」
手を振り解こうとしても、全然動かない。どうしようどうしようと周囲を確認するけれど、他に人通りなんかなくて、なんでこんなところに来てしまったんだろう。
「……あれ?」
曲がり角を二回ほど曲がった所で、アリスはあの場所からすぐに着くと思っていたカフェの場所を間違えてしまっていることに気がついた。
立ち尽くした薄暗い路地裏は、とても恋人たちが集まるようなお店があるような雰囲気でもない。
慌てて振り返って元に戻ろうとしたけれど、いきなりその腕を掴まれてビクッとした。いかにも柄の悪そうな男が、アリスを見下ろして嫌な笑いを浮かべている。その後ろの扉から続々と何人かの同じような男たちが怯えを見せるアリスを取り囲んだ。
「へえ、こんなところに上玉じゃないか」
「やっ……離してっ……」
手を振り解こうとしても、全然動かない。どうしようどうしようと周囲を確認するけれど、他に人通りなんかなくて、なんでこんなところに来てしまったんだろう。