【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
いつも通りやきもちを妬く可愛い恋人の様子に、ふふっと笑ってしまったアリスにゴトフリーは拗ねた表情を見せた。
「理屈じゃないんだ。嫌だから、出来るだけしないでほしい」
「そっか。わかったよ。なるべくしないようにするね。気をつける」
あんまり可愛いことを子供みたいな顔で言い出すから、笑いそうになるのをなんとか我慢して神妙な顔を作って真面目に頷くアリスの頬にキスをして、ゴトフリーは笑った。
「アリスはまだ寝てると良いよ。俺は買い物いくついでに、今夜も泊まるから家に一度帰って着替えだけ持ってくる」
そう言って、アリスの体が温かい羽毛布団から出ないように気をつけて大きな体を起こした。まだ体調は万全ではないし、この家に一人になると心細いから、彼が今夜も居てくれると知って、嬉しくなる。
ゴトフリーが残してくれた温かい熱を感じながら、もし彼が家に来てくれたら言おうと思っていたことを口にした。
「……あのね、ゴトフリー、これからもね、いっぱい泊まったりすると思うから、私の家に何枚か着替え置いといたら良いんじゃないかな」
「……良いの? 邪魔じゃない?」