【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
(……アレック……私今、なんか、古い、使われていない教会みたいなところに居る……こわい……こわいよ)
今も半信半疑だが、ゴトフリーの相棒であるアレックに呼びかける。
あの賢い生き物が自分の竜騎士を乗せて、迎えに来てくれることを信じたかった。
このまま、近くに居る男たちに想像したくもない仕打ちを受けた上に殺されてしまうことなど、絶対に考えたくなかった。
死にたくないと泣き叫んで、のたうちまわりたかった。
けれど、それは叶わない。
体の中で自由になるところは頭の中だけと言える程に体中がんじがらめに縛られていたし、口には猿轡だろうか、何か乾いた布のようなものが口の中まで大きく入り込んでいて、ひどく不快だった。
「笑いが止まらんぜ。女一人を攫って売るだけでこんなに貰えるなんてな」
「ぼろい仕事だった。売る前に俺たちも楽しんでも良いなんて、良い依頼主だしな」
「……あれは竜騎士の一人の恋人らしいぞ。なるべく手を出さない方が良いんじゃないのか。あいつらが一騎当千と呼ばれているのは伊達じゃないんだ」
今も半信半疑だが、ゴトフリーの相棒であるアレックに呼びかける。
あの賢い生き物が自分の竜騎士を乗せて、迎えに来てくれることを信じたかった。
このまま、近くに居る男たちに想像したくもない仕打ちを受けた上に殺されてしまうことなど、絶対に考えたくなかった。
死にたくないと泣き叫んで、のたうちまわりたかった。
けれど、それは叶わない。
体の中で自由になるところは頭の中だけと言える程に体中がんじがらめに縛られていたし、口には猿轡だろうか、何か乾いた布のようなものが口の中まで大きく入り込んでいて、ひどく不快だった。
「笑いが止まらんぜ。女一人を攫って売るだけでこんなに貰えるなんてな」
「ぼろい仕事だった。売る前に俺たちも楽しんでも良いなんて、良い依頼主だしな」
「……あれは竜騎士の一人の恋人らしいぞ。なるべく手を出さない方が良いんじゃないのか。あいつらが一騎当千と呼ばれているのは伊達じゃないんだ」