【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
07 いや
その時、産まれて初めて間近に竜を見たアリスは、そのつぶらな黒くて可愛い目を見上げながら呟いた。
「え、おっきい」
「ぶっ……」
すぐ背後でその言葉を耳にした途端、吹き出したゴトフリーが思い出したことがわかってしまったアリスは顔を赤くした。
「ちょ、ちょっと、何笑ってるの」
「あ、ごめんごめん。ちょっと想像してなかった反応で、今のは完全に不意打ちだったから避けきれなかった。本当にごめん」
必死で真面目な顔を作ろうとして失敗しているゴトフリーを睨むとアリスは口を尖らせた。その場を仕切り直すようにちいさくこほんと咳払いをして、目の前でお行儀よく前足を揃えて座っているアレックに笑いかけた。
「えっと、アレック? なんだか可愛い、ね」
主に似ているのか、いかにも穏やかで優しそうな雰囲気を持つ緑竜は首を傾げて二人を見下ろしていた。キュルっと可愛い鳴き声がして、アリスに顔を近づけた。
「え、おっきい」
「ぶっ……」
すぐ背後でその言葉を耳にした途端、吹き出したゴトフリーが思い出したことがわかってしまったアリスは顔を赤くした。
「ちょ、ちょっと、何笑ってるの」
「あ、ごめんごめん。ちょっと想像してなかった反応で、今のは完全に不意打ちだったから避けきれなかった。本当にごめん」
必死で真面目な顔を作ろうとして失敗しているゴトフリーを睨むとアリスは口を尖らせた。その場を仕切り直すようにちいさくこほんと咳払いをして、目の前でお行儀よく前足を揃えて座っているアレックに笑いかけた。
「えっと、アレック? なんだか可愛い、ね」
主に似ているのか、いかにも穏やかで優しそうな雰囲気を持つ緑竜は首を傾げて二人を見下ろしていた。キュルっと可愛い鳴き声がして、アリスに顔を近づけた。