【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
「アリス、顔を撫でてあげて。アレックはそうされるのが好きなんだ」
うん、と頷いて頬を撫でると冷たいような温かいような不思議な触感だった。ゆっくりとアリスに撫でられてキュルキュルと嬉しそうに喉を鳴らすアレックのあまりの可愛さに、アリスは思わずその大きな顔に抱きついて頬擦りしてしまった。
「……アリス、ダメだよ」
慌ててゴドフリーがアリスの手を引いた。
「え? ごめんなさい。これって竜にしちゃダメなことだったのかな?」
今の今までもちろん触ったことなどないし、今日アレックに会うことはいきなり決まったから、竜の情報も何も調べていなかった。顔に抱きつくのは竜にとってタブーの行為だったのかとアリスは慌てた。
「……違うけど。アレックは雄だ」
「え?」
ゴトフリーの思いもよらぬ言葉に、ぽかんとしたアリスに彼は言いにくそうに呟いた。
「俺の前で抱きつかないで。俺の前じゃなくてもダメだけど」
その言葉が彼の嫉妬によるものだと理解するのまで時間がかかったアリスはじわっと熱を持った頬を隠すように手袋をした両手を顔に当てた。
うん、と頷いて頬を撫でると冷たいような温かいような不思議な触感だった。ゆっくりとアリスに撫でられてキュルキュルと嬉しそうに喉を鳴らすアレックのあまりの可愛さに、アリスは思わずその大きな顔に抱きついて頬擦りしてしまった。
「……アリス、ダメだよ」
慌ててゴドフリーがアリスの手を引いた。
「え? ごめんなさい。これって竜にしちゃダメなことだったのかな?」
今の今までもちろん触ったことなどないし、今日アレックに会うことはいきなり決まったから、竜の情報も何も調べていなかった。顔に抱きつくのは竜にとってタブーの行為だったのかとアリスは慌てた。
「……違うけど。アレックは雄だ」
「え?」
ゴトフリーの思いもよらぬ言葉に、ぽかんとしたアリスに彼は言いにくそうに呟いた。
「俺の前で抱きつかないで。俺の前じゃなくてもダメだけど」
その言葉が彼の嫉妬によるものだと理解するのまで時間がかかったアリスはじわっと熱を持った頬を隠すように手袋をした両手を顔に当てた。