【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
廊下に立ったままのひとしきりの沈黙の後、アリスはずっと思っていたことを彼に伝えたくて勇気を出した。
「……えっとね、あのね。その……お弁当なんだけど」
ちいさな声の発言に何を言い出したのかと、ゴトフリーは首を傾げた。
「あ、うん。そうなんだ、俺昼飯はいつも弁当で」
「その、えっとね……」
赤い顔を俯かせて両手をぎゅっとしているアリスの様子を見て、やっと何か自分に伝えたいことがあるのかと気がついたらしい彼は、背中を押して廊下に一定の間隔をおいて配置されている椅子へと腰掛けさせた。その前に跪いて顔を覗き込む。
「うん。ゆっくりで良いよ。俺は待てるから、アリスが言いたいこと言ってみて」
頭を撫でながら優しく言ってくれた彼に、じわっと涙を浮かべながらアリスはやっとの思いで言った。
「……作りたいの」
ぼそっと囁くような声だけど、どんなちいさな声も聞き逃さないようにとしていた彼にはちゃんと伝わったのか、ゴトフリーは目を見開いた。
「えっと、ん、あの、勘違いだったらごめん。俺の弁当を作りたい? ってこと?」
「……えっとね、あのね。その……お弁当なんだけど」
ちいさな声の発言に何を言い出したのかと、ゴトフリーは首を傾げた。
「あ、うん。そうなんだ、俺昼飯はいつも弁当で」
「その、えっとね……」
赤い顔を俯かせて両手をぎゅっとしているアリスの様子を見て、やっと何か自分に伝えたいことがあるのかと気がついたらしい彼は、背中を押して廊下に一定の間隔をおいて配置されている椅子へと腰掛けさせた。その前に跪いて顔を覗き込む。
「うん。ゆっくりで良いよ。俺は待てるから、アリスが言いたいこと言ってみて」
頭を撫でながら優しく言ってくれた彼に、じわっと涙を浮かべながらアリスはやっとの思いで言った。
「……作りたいの」
ぼそっと囁くような声だけど、どんなちいさな声も聞き逃さないようにとしていた彼にはちゃんと伝わったのか、ゴトフリーは目を見開いた。
「えっと、ん、あの、勘違いだったらごめん。俺の弁当を作りたい? ってこと?」