追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(神様。どうか、今度こそ……。私に完璧な防御壁を生み出す力を、お与えください……!)
ラシリネの祈りは天に通じた。
両手を広げたままゆっくりと胸元へ動かす度に、キラキラと眩い光と一緒に魔物を退ける透明な壁が領土を包みこんだ。
「我が帝国にも、聖女様がやってきた!」
「これで我々は、魔獣に苦しめられることはない!」
「一生安泰だ!」
この様子を見ていた民は歓喜の声を上げ、新たな聖女の誕生を褒め称えた。
(よかった……。みんなが、喜んでくれて……)
ラシリネはハズレ聖女という汚名を返上することに成功し、ほっと胸を撫で下ろす。
(あとは、たった一言だけでいいの。陛下が私に賞賛の言葉をかけてくだされば、それだけで満足なのに……)
ダリウスの顔色は優れない。
この帝国を守護する聖女になれてよかったと喜びを露わにしている自分の反応が間違いだと責めるように、不機嫌そうなオーラを醸し出していた。
ラシリネの祈りは天に通じた。
両手を広げたままゆっくりと胸元へ動かす度に、キラキラと眩い光と一緒に魔物を退ける透明な壁が領土を包みこんだ。
「我が帝国にも、聖女様がやってきた!」
「これで我々は、魔獣に苦しめられることはない!」
「一生安泰だ!」
この様子を見ていた民は歓喜の声を上げ、新たな聖女の誕生を褒め称えた。
(よかった……。みんなが、喜んでくれて……)
ラシリネはハズレ聖女という汚名を返上することに成功し、ほっと胸を撫で下ろす。
(あとは、たった一言だけでいいの。陛下が私に賞賛の言葉をかけてくだされば、それだけで満足なのに……)
ダリウスの顔色は優れない。
この帝国を守護する聖女になれてよかったと喜びを露わにしている自分の反応が間違いだと責めるように、不機嫌そうなオーラを醸し出していた。